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発達障害の心理的二次障害

  • こども発達支援教室アクア
  • 2023年2月4日
  • 読了時間: 3分

 伊勢原市になる児童発達支援・放課後等デイサービス、こども発達支援教室アクアです。今回は発達障害のあるお子様の心理的な二次障害についてのお話です。


 発達障害のあるお子様が学校の勉強について あやふやな理解のまま先へ先へと進んでしまうことで、問題が先送りされて後々大きくなってしまうのは算数だけでなく、国語の場合でもしばしば起こります。特に顕著なのが音読です。

 全く読めない訳ではない。けれども読んでいる最中に時々、「ごにょごにょ」と急に聞き取り難くなったり、文章が微妙に違う言い回しになる子たちがいます。

 こうした子たち達に対して、周囲が「これはこの子の特性だから」とあまり問題視していなかったり、口うるさく注意して音読自体を嫌がるといけないからと、読み方を直さないままでいることがあります。知的な遅れや自閉症、発達障害がある場合に、教える側がそれらを障害のせいにして、それ以上原因を考えなくなってしまうことがあるのです。

 しかし、この「ごにょごにょ」や「微妙に異なる言い回し」が特定の場面でのみ見られるのであれば、それは障害特性そのものではなく、単に分からないことをごまかす為の手段になっている可能性がとても高いです。実は漢字が読めなかったり、ちゃんと文章を見て認識していなかったり、あるいは単語の意味自体を知らないのかもしれません。

 分かっていることが前提の状況で、自分だけが分かっていないのかもしれないという事態は、発達障害の有無に関わらず子どもの自尊心をひどく傷つけます。分からないまま読まなければいけない事態を日常的に経験し続けてきた結果、身に付けたのが、「ごにょごにょ」や「微妙に異なる言い回し」によってその場をやり過ごす手段(=ごまかし)です。


 では、根本の原因である漢字の読みや、文字の視覚認知、言葉の意味理解が改善されれば、こうした発達障害のある子どものたちの「ごにょごにょ」等の音読の癖も自然と解消されるのかと言われれば、理屈としてはその通りなのですが、実際に指導するとなると、そう簡単なことではありません。

 まず、パターンとして身に付けてしまった「ごまかし癖」を直さないと、その壁に邪魔されて根本的な原因を取り扱うことが出来ないからです。

 短い文章からで良いので、きちんと発声して正確に読むことを心掛ける。そして、分からない場合もごまかさない。その場しのぎでごまかすよりも、少しずつで良いから正しい知識を身に付けた方が良いのだと子ども本人に理解してもらう。それらが出来るようになって初めて障害そのものの問題に取り組めるようになるのです。

 障害そのものは治せませんが、ごまかしのパターンが消失すれば正しく対応して状況を改善することは可能です。

 ごまかしのパターンを直すのは非常に根気のいる作業ですから、腕の立つセラピストの元で相当に厳しい指導を受けるのでない限り、週に1~2回の通常の指導だけではとても足りません。保護者様や学校の理解と日常的な協力が不可欠になります。

 
 
 

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